日本人がピアノと仲良くなるために遺しておきたい言の葉
[第1章] 楽器の機能的奏法について
遺言その24
瞬発力のある強い和音が欲しい場合、
(肩から)ふりこんで、すぐ戻す
同じく『悲愴ソナタ』第1楽章の冒頭、
両手による主和音を弾く際。
まず7個よりなる和音に当たる鍵盤の上へ指を置く。
次に肘から前の方へ押し出すようにして
両方の手首をあげていく。
次章の“落とす”奏法でも説明するが、
ここで手首を真上ではなく、
斜め上の奥側へ持っていかないと、
肩から動かしていることにならない。
“肩からふりこむ”とは、
あくまでも手首で押し込むのではなく、
いわゆる<上腕>を動かし、
鍵盤を手前に引っぱるようにして
音を出すことを意味する。
遺言でも記したとおり、
そこで、振り込んだ手首をすぐに、
また上へ戻すのがポイント。
門外漢なのは重々承知の上、
申し上げてしまうと、
空手で行う“突き”のように
拳を出したままにするのではなく、
ボクシングで使われる“ジャブ”のように、
むしろ引く事を意識することでスピードが生まれる。
“突き”と“ジャブ”の優劣を問うつもりなど毛頭なく、
ただ当奏法で、鍵盤を引っ張って得られるうち、
最強音が得られるのは確実。
参考までに、今も例として掲げた
『悲愴』ソナタ冒頭の和音には
fpの指示があり、
同じベートーヴェンの『第7交響曲』の始まりを彷彿させる。
願わくば、右側のダンパーペダルをうまく操作することで、
音が出た直後、鍵盤から指を離し、
あげて置いたダンパーを弦へ瞬間的に当てて
響きが若干、残る程度に消すのが望ましい。
ただ私が、かつて古楽器で演奏した際、
足で踏むのではなく、
膝で押し上げるニーペダルのタイプで
音量を減らさなければならなかったため、
大変に苦労した覚えがある。
ベートーヴェンの真意が、何か他にあるのか、
興味は尽きない。
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