日本人がピアノと仲良くなるために遺しておきたい言の葉
[第1章] 楽器の機能的奏法について
遺言その25
透明感があり、澄んで徹るような音が欲しい場合、
向こう側へ指を“滑らせながら突く”
そう頻繁に使うべき奏法ではない。
ごく稀に何かと言うと、この弾き方で
絶えず鍵盤を下げているピアニストも居られるが、
音の持つ印象的な効果は薄れてしまうし、
ずっと聞かされていると、
茶話②でも触れた“魂の抜けたような音”
とは違うにしても、やはり芯がないため、
欲求不満になるのは必至と言える。
また次章の身体的奏法で触れる
“肘から突く”のと比べれば、全く対称的。
それこそ突き刺すような鋭い音が、
“肘から突いた”場合は得られる。
微妙な問題だが、
鍵盤上で指を滑らせようと意識することで、
“肘から突く”弾き方より
作用する時間と距離を長くするのがコツ。
具体例をいくつか。
フランクの『ヴァイオリン・ソナタ』の冒頭、
ピアノで弾かれる4小節間。
2拍目、右の5の指で弾く
各小節の最高音となる付点2分音符に当奏法が使える。
またシューマンの『詩人の恋』で同じく冒頭、
左右で弾き出される2音。
ドビュッシーの『月の光』、
やはり冒頭で2番目に弾かれる右手の重音ファラ♭。
第7小節の2拍目で
右手による第1小節と同じ高さのファラ♭など。
可能性は色々と考えられるし、
絶対とは言い切れないところに、
この奏法の面白さがあるいっぽう、
前述したとおり濫用は避けるべき。
今日もお読みいただきありがとうございます!
あんぷらぐどピアノ講師は、男性2人です。
一人は現役ピアニスト・言の葉T先生。
もうひとりが、その愛弟子O先生。
この、年間多くの本番をこなす、ソロも伴奏もおまかせ!な
現役ピアニストが熱心に丁寧に教えてくださいます^^
まずは体験レッスンにお申し込みください♪
T先生・・・おもに土曜日に1回~から 日時は応相談
http://www.salonde-unplugged.jp/piano-ka.html
こちら 埼玉県春日部市のピアノ教室:ピアノ講師・プロ育成!【学び屋あんぷらぐど】ピアノ講師・プロ育成コース|ピアノセミナー|上級者向け
O先生・・・毎週金曜日:こども年42回プラス2回補講
大人月2回、月3回~
★O先生のレッスンはこちら♪
・こどもぴあの⇒ http://www.salonde-unplugged.jp/kids-piano.html
・大人のピアノ⇒ http://www.salonde-unplugged.jp/pianotaiken-miyosi.html
・保育士⇒ http://www.salonde-unplugged.jp/hoikusi.html
★ほか、月1回の演奏会あり♪
http://www.salonde-unplugged.jp/unplugged-cup.html
春日部豊春の実力派ピアノ教室:学び屋あんぷらぐど
048-755-2363
電話受付:10時~20時 火曜日定休
コメント