豊春春日部のピアノ教室・学び屋あんぷらぐどぬしこと前田です。
前田はギター&歌うたいなので、たまに違う楽器と合わせたり、
ギタリストと合わせたりすることがあるのですが、
最初はなかなか合わなかったりすることもあります。
はて、その原因とは?
こどもたち:大塚先生に聞いてみよう~~!
大:は~~い!
※この記事は、大塚先生の公式ホームページ
「役に立つかも?講師あれこれ思案」より、
許可を得て、転載しています。
もっと早くたくさん見たい方は、併せてご覧ください♪
78 相手とズレて合わない原因 (伴奏やアンサンブル)
伴奏する事になり、家で練習し終わり、いよいよ、相手と初合わせ。
どうも合わない、何回弾いても合わない、
はたまたレッスンに行くと、先生に
「よく相手の音を聞きなさい」等と言われてしまう。
こんな経験は、ありませんでしょうか?
今回は、自分の問題はクリアーとして、この合わせズレに、
焦点を絞ってお話しようと思います。
一言に合わせズレといっても、大きく三種類あります。
音楽性の共有不足
現状把握不足
予測不足
順を追って説明しますが、
まずは先生に言われた、
よく相手の音を聞きなさいとはそもそも、どういう意味なのか?
結論から言いますと、
よく相手の音を聞くだけでは、合うようにならない
じゃあ嘘なのかと言うと、そうではなく
正確に言えば、このよく聞きなさいには、
言葉通りの意味と、他にも意味があります。
したがってちょっと、言葉が足りないのです。
これからその他の意味を順を追って説明しようと思います。
先ずもし相手を連れてレッスンでよく相手の音を聞きなさいと言われたら、
このように解釈してみてください。
相手の音をよく聞いて、相手の演奏の予測を立てながら、演奏しなさい
と言う意味になります。
この予測とはどのようなことかと言いますと、
少し脱線しますが、私は合わせと言うのは、
サッカーの得点シーンのパス回しと非常に近いと、
感じております。
サッカーをご覧になる方は、思い返してみてもらいたいのですが、
たいてい得点シーンと言うのは、パスの出し手も、
受けても走り続けながらプレイしていることがほとんどです。
走りながらパスを出し、味方も走りながらパスを受け、
そのまま走りながらシュートとこんな感じです。
さてここで大事なことは、最初の部分の、
走りながらパスを出す の部分なのですが、問題は
どこに出すか?
と言うことです
味方の選手は走っていますから、今いる所にパスを出しても、
ボールが届く時には、その選手は、その位置からは走り去って前に、
移動してしまっているのです。
そこでパスを出す時は、出したい相手の進行方向の先、
ボールが届く時にたどり着いている場所に、出さないと
パスのもらい手は、走り続けることが、できないのです。
この事は、とても伴奏やアンサンブルに似ている部分が、
あると感じております。
では、このサッカーで言う、
パスの貰い手の進行方向の予測にあたる部分と言うのは、
音楽ではどうすればよいのか?
と言うことになるのですが、それについては、
これまたサッカーと似ていて、よく勝利インタビューで耳にする、
ゴールのイメージが仲間と共有できた
なるフレーズを聞くと思いますが、音楽もまさにこのイメージの共有、
音楽性の共有
が必要になりますので、そちらについては次章で述べようと思います。
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