日本人がピアノと仲良くなるために遺しておきたい言の葉
[第1章] 楽器の機能的奏法について
遺言その19
長めの単音を印象ぶかく聞かせたい場合、
鍵盤に指を“つけて(まっすぐ下へ)押す”
誤解されぬよう早速、断っておくと、
遺言その7でも触れているとおり、
鍵盤をまっすぐ下げるのは
決してノーマルな弾き方ではない。
次章、身体的奏法で詳述するが、
いわゆる“なんでもない音”が欲しければ、
今も指摘した遺言その7の
“斜め下の奥の方へ放る感じで鍵盤を下げる”必要がある。
ノーマルではないからこそ印象深いのは確かで、
ベートーヴェンの『悲愴』ソナタ第1楽章の第4小節3拍目の裏、
右手で奏されるラ♭や、
第10小節1拍目の同じく右手で奏されるドなど、
いわゆる<ポーン>と言うより、
<コツン>と何かに当たったような独特の音がする。
単体の音を一つだけ際立たせたい時に使うべきで、
2個以上ならぶことはない。
音楽の流れが止まってしきうからで、
いま例に挙げた『悲愴』の場合も
続く音群は細かく動いている。
長めの音符をレガートで繋ぎたければ、
別の方法があるので後述する。
いっぽう遺言その10でも触れた
<見えないアウフタクト>を感じるために一瞬、
手首を浮かせてから次の1拍目を弾き出すのが、
気休めでも無駄な動きでもないとするなら、
“つけて押す”弾き方は“手首で呼吸する”
のを無視した特異な弾き方に当たる。
どこで使うかは個人の判断に委ねるが、
少なくとも私が考える限り、
『悲愴』ソナタ全楽章の中でも
“つけて押す”のは、この2音のみ。
音が鳴る前の緊張感がもたらす効果を考えても、
ここで“つけて押す”以外の弾き方が考えられないのも、
また確かである。
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