譜面の真ん中に現れる強弱記号。
仮にfと書かれていたら
皆さんはどう弾きますか?
通常右手のみに対してなら、右手パートに強弱記号
左手のみに対してなら、左手パートに強弱記号
両手に対してなら、強弱記号は真ん中に出てくると
習ったと思います。
それを踏まえたうえで、真ん中に、fときたら
左も右もFで弾くで、あっていると思いますよね。
ところがどっこい、ここに大きな落とし穴があるので、
今回紹介します。
その落とし穴とは、ずばり両手で、
言い換えれば両手合わせて、fの音量であるという事です。
従いまして真ん中にFと来ても様々な、fのバランスを考えなくてはなりません。
例
右ff+左p=f
右f+左mp=f
とこのように、一口にfと言っても、様々なバリエーションがある事になります。
私の経験上、左f 右fで弾いた場合、もちろん曲にもよりますが、
左が勝つff位に聴こえてしまいます。(何故かは次章で解説予定です)
従いまして、譜面の真ん中にfがきたら、
左も右もfではなく、
両手合わせてfに聴こえるように
と解釈するのが
とても大事になります。
ぜひもう一度自分の、強弱記号のバランスが、いつも左右同じの
パターンでしか弾いていないか、もう一度確認してみましょう。
※このブログは、大塚先生の公式ホームページ
「役に立つかも?講師あれこれ思案」
http://www.geocities.jp/piano_ricerca/new1.html
より、許可を得て、転載しています。
もっと早くたくさん見たい方は、併せてご覧ください♪
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