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73 左右バランスについて パート2 音自体の力

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73 左右バランスについて パート2  音自体の力

 

 

はぁ?何のこっちゃ?
そりゃピアノにがたが来ているから、
調律師さん呼んだ方がいいのでは?
と思ったあなた。

じつは調律も調整も調音も、すべてバッチリしてあっても、
各音にばらつきがあるのです。

百聞は一見にしかずではなく、ピアノの場合は
百見は一聴にしかず

 

では実際に鳴らしてみましょう。

一番両端の鍵盤を、同じ速さで下げて鳴らして、
同じ大きさに聴こえたか
確認してみてください

おそらく左端の低音の方が、はるかに大きく聞こえたと思います。

これはピアノに限ったことでなく、音自体のもつ力が、
もともと低音の方が強いのです。

もしピアノの蓋が開けられるなら、さらに開けて
弦を見てみてください。

 

右端の弦は、3本 左端の弦は1本でそれぞれ
一音鳴らしているのがわかると思います。

つまり元々の高音の力不足輪補うため、
弦を張る本数すら変えてあるのです。

 

もちろん微妙に
音程を変えているためでもあるのですが、
今回は1鍵盤と言う点にのみ絞ります。

 

ようするに
左端は 1鍵盤に対し1本鳴っているのに対し
右端は1鍵盤に対し3本鳴っているにもかかわらず、
左の方が大きく聴こえるほど、
音自体にパワーの違いがあるいう事を、
認識しておくことが大事になります。

 

前章の真ん中にfと出てきて、両方fで弾くと、
左手が勝って聴こえてしまう原因は、ここにあるのです

この事を考えて弾かないと、
どうも伴奏の音形が、うるさいなーなる事態にも
繋がってきますので、やはり絶えず耳で聴きながら、
コントロールすることが大事かと思います

 

 

※このブログは、大塚先生の公式ホームページ
「役に立つかも?講師あれこれ思案」
http://www.geocities.jp/piano_ricerca/new1.html
より、許可を得て、転載しています。

もっと早くたくさん見たい方は、併せてご覧ください♪

 

 

 

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