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【春日部のピアノ教室】 最初に曲を見るときは、片手ずつ、さらうべきでしょうか?~その2

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春日部のピアノ教室・学び屋あんぷらぐどです。

 

さあ、前回の続きをお楽しみください♪

 

 

Q.2 最初に曲を見るときは、片手ずつ、さらうべきでしょうか? その2

 

A.(続き)

つまり楽器の力を借りなくても、

頭の中で音楽が鳴るようにするのです。

当たり前のように思われるかも知れませんが、

大変な修練の“たまもの”と言えます。
  

それが、片手で弾き始める練習ばかりしていると、

いつまで経っても能力が備わりません。

 

音を縦に重ねるか、あるいは旋律をかみ合わせるかして、

できあがる音楽を予想する必要がないからです。
 

 

途中から引き継いだ生徒さんの、初見能力が著しく低いと感じられる際

話を聞いてみると、高校生や、極端な場合、音大生になっても

「片手ずつ練習を始めている」と、

打ち明けられることが多いのに、驚かされます。
  

あきらかに指導する側の問題であり、

ゆっくりと両手で弾くことの大切さをまずは認識し、

だからこそピアノの学習を始めた段階から、

やさしい曲を片手ずつではなく読んでいく習慣をつけないと、

取り返しのつかない負担を生徒にかけさせる結果に、なりかねません。
  

敢えて言うまでもないことですが、

「取りあえず、弾けるようになりさえすれば良い」と、

口移しのように、音を耳で覚え込ませるのは、言語道断です。

本人も親も、ずいぶん弾けるような気でいて、

実は、まったく譜面が読めないなんて、笑うに笑えませんから。

 

 

ときおり「片手で弾かせてみると、できないことがある」と、

“したり顔”で言われる向きも居られますが、これは変です。
  

どう考えても、両手よりは片手で弾く方が簡単なのに、

おかしな話と言えないでしょうか?
  

これは「両手で弾いている時に、片手が弾けていないことに、気づいていない、

要するに自分の音を聞いていない」と考えるべきです。
  

やはり「ゆっくり弾く練習が徹底されていない」と言えます。

つまり、すべての音が耳と頭で、しっかり把握できるまで、

テンポは絶対に上げてはいけないのです。

もっとシビアな言い方をすれば、

その際、体が固くなっていないのも、必須条件です。
  

ためしに片手で弾けるようにして、両手で合わせてごらんなさい。

いきなり速く弾けますか?

テンポを落としているでしょう。
  

その落としている状態から始めていると考えれば、

ほら、いきなり両手でさらう方が先に進んでいるし、

片手でさらうのが時間のロスである事は、容易に理解できますよね。
  

基本的に、片手で弾いてみる必要があるのは

「指使いを代える時のみで充分」と、捉えておいてください。

 

この項終わり

 

 

今日もお読みいただきありがとうございます!

学び屋あんぷらぐどオーナー:前田昌則

 

 

 

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